囲碁ノススメ
こんにちは、中和というものです。
たまにTwitterに出没する、声の小さい猫背のオタクです。
TLの歌詞考察とか言語紹介とか見てたら「わいもオタク語りしてぇな~」と思ったので軽率にブログを始めました。けど筆が遅いので書き始めてから半年以上たちました
うまい導入も思いつかないので、私の20年来の趣味にしてドマイナーボードゲームである『囲碁』について早速語ろうと思います。
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まず、囲碁を知ってる人ってどのくらいいるんでしょう。「ヒカルの碁」という神作品から囲碁を知ったという方は多いかもしれません。最近だとプリパラに囲碁好きの子がいるらしいですね。まあプリパラ見てないんですけどもね
でも私は知っています、皆さんはこう言うのです。
「ヒカ碁は見てたけどルールはよくわからんかったわw」「あ~将棋ならできるんだけど。囲碁は名前しか知らん(笑)」「あれやろ?五目並べ」
まあ仕方のないことです。メディアに取り上げられることも少ないですし、ルールも正直とっつきにくいし、気軽にできるとは言い難いものがあります。
そこで今回は、私の囲碁のここ好き、推しポイントを語りたいと思います。「ほぇ~おもしろそう」と、少しでも思っていただければ幸いです。
その前にまず、囲碁はどんなゲームなのか簡単に説明したいと思います。
囲碁とは
「お互いに自分の石で陣地を囲い、その大きさを競うゲーム」です。要は陣取りゲームですね。
こんな感じで、順番に"マス目の交点"に打っていき
碁盤の中にそれぞれ自分の陣地を徐々につくっていきます。なんとなく右の方が黒っぽくて左の方が白っぽいですよね。そのくらいの感覚で大丈夫です。
ご覧のように、2人のプレイヤーで、黒と白の石を交互に打っていくのですが、囲碁のすごいところは基本的に盤面のどこにでも打つことが出来るということです。
もちろん石が元々ある場所には打てませんし、進行していくとルール上打てない場所も出てくるのですが、例えば第1手目は盤上のどこに打っても自由です。
ど真ん中(天元といいます。ネーミング好き)に置いてもいいですし
端っこに置いても当然問題ありません(良いかはさておき)
オセロ、将棋、チェスなどと比較してもこの自由度の高さは囲碁の大きな売りだと思っています(他競技を貶す意図はないです)。
しかし、当然こう思う方もいるはずです。
「自由といっても、強い打ち方は決まっててパターン化されてるんじゃないか?」
実際、最初に示した図のように、ほとんどのプレイヤーが四隅の近くから打ち始めます。また、良い打ち方とされる『型』(定石といいます)は何百と存在し、プロアマ問わず定石に沿った打ち方が好まれます。
パターン化されてるじゃねえかと思われるでしょうが、それでも自由度が高いと思うのには理由があります。
まず、定石がクッソ多いです。囲碁では一つの状況に対してかなり多くの選択肢があり、パターン化されていると言っても、どの定石を選ぶかによって無数の盤面が考えられます。
例えばこの形は「小目への一間高ガカリ」という状況ですが、次の黒の応手だけでもA~Hの選択肢が用意されており、A~Hそれぞれに対しても白は複数の応手があり、分岐は無数に存在します。さらに言えば、黒はこの一帯を放置して別の場所に打つことも可能です。
要は打ち手の好みによっていくらでもやりたいようにやれるってことです。
また、定石にとらわれない手も悪手とはいいきれないというのも碁の面白いところです。「ヒカルの碁」を読んだ方なら、20巻にて主人公ヒカルと関西の気鋭の若手、社が打った一局を思い出すかもしれません。ちなみにその碁は3手目までこんな感じ。
実際に観戦していたら5度見するレベルですが、この碁は実際のプロの公式戦がモデルになっています。しかもそんなに昔じゃないというね。
また、まだ囲碁が結構人気だった1956年に、当時の第一人者であった呉清源九段に対して若手の鈴木越雄七段が放った手が有名です。それがこちら。
この右下の形は、今も昔もどんな定石書にも載っていないいわば「スーパー定石外れ」の一手で、当時もし2chがあったなら爆速でスレが立っていたことでしょう。そんな手です。しかもこの碁、鈴木七段が勝ちます。ヤバイですね☆
昔知人が冗談半分で「三線以上なら初手はどこでも悪手じゃない」と言っていたのを思い出しますが、私はあながち間違いじゃないと思っています。ちなみに三線以上とは図の緑色の部分のことで、碁盤が点対称なことを考えても36か所あります。
長々と喋りましたが、つまり囲碁の自由度の高さは尋常じゃない。
一番の推しポイントはこれに尽きますね。
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ここまで書いてこのブログ長くね?と思ったので、とりあえず一番言いたいことは言ったし唐突に締めます。疲れたし
ちなみにAIの登場によって、人類は囲碁の自由度の高さに改めて驚かされることになったのですが、話すと長くなるのでそれはまたいつか。
興味がわいた方は大橋拓文六段のブログ「ひろふみのブログ☆」というのがありますので、是非のぞいてみてください。深淵を垣間見ることが出来ます。
気が向いたら続きを書きます。では。